冷凍ボイル花咲ガニ(花咲蟹)の解凍方法・さばき方(捌き方)・食べ方レシピ | 北海道イワショー(カニ、海鮮、ホタテの通販)

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2023/08/15 10:04

北海道の根室地方限定の希少な花咲ガニ(花咲蟹)

花咲ガニは、日本では北海道の根室地方でしか水揚げされない希少なカニ。この見た目がとげとげで真っ赤な蟹は、濃厚な甘味とコクが一番の魅力です。


<冷凍花咲ガニ(花咲蟹)の選び方>

冷凍花咲ガニを選ぶ際にはポイントが3つあります。

1.産地

産地はロシアか北海道根室のどちらかがほとんどです。ロシア産は大きな花咲ガニが多く、小さくて800g、大きいと1.6kgなどの大型サイズが多いです。稀に2㎏という大きさのものもあります。そのため身の食べ応えを楽しみたい方はロシア産がオススメです。北海道根室産はロシア産に比べると、比較的小ぶりな花咲ガニが多いですが、カニ味噌と身のバランス、そして身の旨味は北海道産の方が強いです。中でも一番高値で取引されるのが希少な子持ちの花咲ガニ。食べたくても食べられない希少中の希少な逸品です。

2.オスorメス、子持ち、子無し?

花咲ガニは、子持ちメス > オス > 子無しメス という形で一番高値で取引されるのは「子持ちメス」です。メスとオスだとオスの方が体が大きく身入りが良く、ギュッと締まったプリプリした身が楽しめます。オスに比べて、メスだとやや身入りが少ないものが多く、身はしっとりと柔らかい印象です。また子持ちの醍醐味としては花咲ガニの珍味として楽しめる内子と外子です。花咲ガニ自体が甘味が強くクセが少ないため、珍味部分の内子と外子も旨味がありこの珍味を食べたい熱狂的なファンもいるほどです。そのため高値で取引される事が多いのです。


3.花咲ガニを目利きできているか

花咲ガニは日本国内ですと北海道の根室地方で一年のうち2か月程度しか水揚げされないカニです。そのため、花咲ガニを取り扱う店舗は意外と少なく、花咲ガニは身入りにばらつきがあるカニのため、扱うメーカーによって茹で方や厳選するポイントなどがマチマチでメーカー選びは非常に重要です。

北海道イワショーでもいくつかの花咲ガニを扱うメーカーと取引がありますが、やはり継続して利用しているとここのメーカーは身入りが悪いものがたまに入ってくる、折れが多いなどという事がありますので、花咲ガニを長く取り扱っているお店である事は花咲ガニを選ぶ上で重要です。北海道イワショーは2023年にECサイトをオープンした新しい店舗ではありますが、花咲ガニ自体はもう20年以上水産卸で扱っている経験がありますので、おまかせください。


<冷凍花咲ガニ(花咲蟹)の保存方法>

花咲ガニは非常にトゲトゲしており頑丈な見た目ですが、実は間接が非常に弱くてすぐに折れてしまいますので、すぐにお召し上がりにならない場合は、そっと静かに冷凍庫に保存をお願いします。なお保存する際には、新聞紙に包み、ラップで包んで冷凍庫で保存をお願いします。


<冷凍花咲ガニ(花咲蟹)の解凍方法>

花咲ガニは、出来る限り折れや乾燥を防ぐため、比較的氷が多めについて冷凍保管されている事が多いです。そのため解凍する際にはまず周りについている氷をキレイにとる事が非常に大切です。冷凍花咲ガニの氷の取り方は、簡単。直接流水して流してください。ボイル済みの花咲蟹に直接水をかけるのはちょっと心配に思われる方もいらっしゃると思いますが、中はガチガチに凍っているので特に旨味も一緒に流れるという事はありません。外側の氷をとるだけなら、流水で1分~2分程度で簡単に甲羅についている氷を落としていく事ができます。その後、乾燥しないようにラップで包むか、ビニール袋に入れて、冷蔵庫でじっくりと解凍していきます。時間は約5~6時間を目安にして後は様子を見ながらたまに足を押してみて少し凹むくらいが目安です。(トゲには十分お気をつけください)

花咲のカニ味噌はオスでもメスでもどちらがカニ味噌が多いという事はなくどちらかというと、他のカニに比べてカニ味噌は濃厚だけど少なめな印象です。また、液状になっているものが多く、解凍した時のドリップとともに流れるほどゆるい味噌が多いです。そのため、解凍した時のドリップに溶けてしまうと味噌が一気に流れて、カニ味噌が無い!となる場合もあります。(個体差があるため、もともとカニ味噌が少ない事もあります。)どうしてもカニ味噌がほんのわずかでも食べたいという方は、解凍時間が1時間~2時間程度たった時点で、花咲ガニの甲羅を取り外していただき、甲羅の中に残っている茹で汁の氷部分をできる限り取り除く事で、カニ味噌がドリップに溶け出てしまう事を緩和する事ができます。

<冷凍花咲ガニ(花咲蟹)のさばき方(捌き方)>

用意するもの:ハサミ・軍手
ハサミだけで簡単にさばく事ができます。トゲが危ないので初めての方は軍手をした方がオススメです。

<花咲ガニのさばき方-4ステップ->

1.花咲ガニの足をハサミで切って甲羅からはずす

全部足をハサミで切っていきます。


2.花咲ガニのふんどしをとる
3.花咲ガニの甲羅部分をとる
4.身を取り出す

・花咲ガニのカニ脚編

ハサミで殻の側面にハサミをいれます。両方にハサミを入れたら殻を取り外します。

・花咲ガニの肩肉編

真ん中にハサミを入れます。

脚がついていた箇所にもハサミを入れて身を取り出します。

トゲトゲがあるのがちょっと大変ですが、他は身もスルッと取りやすくて簡単にさばく事ができます。また、花咲ガニは脂分が多いので、さばいていくと、白いプルプルしたものが身に膜のようについていますが特にお召し上がりいただいて問題ありません。気になる方は取りのぞいてお召し上がりください。


<冷凍花咲ガニ(花咲蟹)の食べ方レシピ>

ボイル済みの花咲ガニは解凍後、そのままお召し上がりいただくのが一番オススメです。お好みでカニ酢やマヨネーズなどをつけてお召し上がりください。また花咲ガニはとても濃厚な味わいが特徴ですので、花咲ガニを殻ごと使ってパスタを作ると、非常に旨味があります。また、お味噌汁やお鍋に入れても濃厚出汁となり大変美味しくお召し上がりいただけます。お味噌汁やお鍋を作る場合は、すでにボイル済みの花咲ガニのため、煮込みすぎは注意が必要です。できれば身を取り出してから殻だけを入れてお出汁をとってから、お鍋や味噌汁が完成した後で、取り出した身を最後にさっと入れて温める程度にしてお召し上がりいただく事をオススメします。


<冷凍子持ち花咲ガニ(花咲蟹)の内子・外子の取り出し方>

内子は花咲ガニの肩肉と一緒に入っている事が多く、ふんどし部分にも内子が入っているものがあったりします。形は丸くてコロコロとしています。内子はぽろぽろと割れやすくなってますので、取り出す時は慎重に内子をできる限りそのままの形で取り出してください。また外子は、ふんどしの外についている卵の事です。外子は、殻の外についているのですが、白い管のようなものに枝がついているような形で、外子がついています。そのため、まずは白い管の部分をハサミでカットしてから、外子だけをしごくような形で卵を取り出します。


<冷凍子持ち花咲ガニ(花咲蟹)の内子・外子の食べ方レシピ>

内子はオレンジ色で濃厚な味わいを楽しめます。そのままでも美味しくお召し上がりいただけますが、お好みでマヨネーズを少し入れて和えてからお召し上がりいただくのがオススメです。外子は醤油漬け(めんつゆ漬け)がオススメです。プチプチとした食感でとても美味しいので、醤油漬けした外子とカニ身を和えて食べるのもオススメです。


花咲ガニはマイナーなカニですが、濃厚な味わいで非常に美味しいカニです。トゲが多くさばく時は面倒だと思う事もありますが、ぜひ美味しくお召し上がりいただき、花咲ガニのファンが増える事を願って発信していきます。


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